2019.11.29

berryB Bag mail magazine

ベリービーバッグからみなさまへ。
おもに紙袋デザインについてのお便りをお届けします。

環境問題に関心がある方へ紹介したい『紙ファイバー』

みなさん、こんにちは!ベリービーバッグのウラベです。
毎年のことですが、はやいもので今年ももうあと一月。来年はオリンピックイヤーですね。

今年開催された大阪サミットや、ノーベル化学賞など、最近大きな話題になるトピックスでは必ず「環境配慮」がキーワードになっています。
プラごみ削減、クリーンエネルギーの活用、環境配慮した新素材の開発…など、エコを主として考える流れは確実に強くなってきています。
そしてその流れは、紙袋の世界でも見られます。

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上の画像は、お店で買い物した時にもらい、リニューアルされていることに気付いた紙袋です。
一見ふつうの紙袋ですが、接着剤以外がすべて紙で作られているのが特徴。
紙は白一色のものが使われているように見えますが、近づいて見ると茶色い繊維のようなものが混じっており、リサイクルされた紙だということがわかります。
この時点でかなりエコを重視しているな、と高い意識を感じます。

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もっとも注目してほしいのは、ロゴと色をそろえたグレーのハンドルです。
一見、アクリルスピンドル(紙袋でよく使われるハンドル)に見えますが、なんとこの部分も紙製なのです。細い紙の素材が、まるでニットのように編み込まれています。

これまで様々な紙袋を見てきたベリービーバッグのスタッフも、紙袋を渡してくれた店員さんに言われて初めて気がついたほどです。柔らかく編み込まれているので、柔軟性があり、持ちやすいのもポイント。

この紙で編み込まれたハンドル(私たちは「紙ファイバー」と呼ぶことにしました)、いま注目されている「プラごみ削除」の流れにハマっていることもあり、この紙ファイバーを使って紙袋をリニューアルする、という動きが見られます。

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プラ素材の異素材感がおしゃれで特徴的であったこの紙袋も、環境配慮の流れを汲んだ仕様にリニューアルされていました。
ここで使っているハンドルも、ご紹介した紙ファイバー。

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紙袋の底面には、リサイクルマークやFSC森林認証マークが入っているため、環境に配慮して取り組んでいることがわかります。
ちなみに、FSC認証というのは、適切な森林管理を認証する制度のことをいいます。

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と、言われてもよくわからないかと思うので、詳しく言うと、
・正式な認証を受けた森林の木材を原料としていること
・最終加工品(この場合は紙袋)ができるまでに関係した、加工会社〜流通会社のすべてが認証を受けた企業であること
を、条件としていて、この条件をクリアした工程で作られた製品にのみ、このFSC森林認証マークを表記することができるのです。

何がメリットか?というと、このマークをつけたところは、それほど意識高く森林保護に取り組んでいることをアピールでき、そうしたものの市場価値が高まるほど、森林保護の水準も高まっていく、というところです。

ちょっと話がそれましたが、このマークをつけるにはかなりハードルが高い条件をクリアする必要があります。
「FSC認証の紙を使う」のはなかなかに難しいところですが、今回ご紹介した「紙ファイバー」はベリービーバッグでも取扱いがあるので、使っていただくことができます。

環境配慮の流れでますます需要が高まりそうな「紙ファイバー」。エコを意識した紙袋を作ってみたい、という方はぜひご一考くださいね。

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※このメルマガでご紹介した画像は開発中のものです。