ポリ袋とは?ビニール袋・ナイロン袋との違いや作成の注意点を徹底解説!
2024年08月22日事業用に袋を大量生産したい方の中には、ポリ袋・ビニール袋・ナイロン袋の違いに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。利用シーンや製作コストなど目的に応じて最適な袋を選ぶことが大切です。
そこでこの記事では、それぞれの袋の違いや素材の特徴、ポリ袋を選ぶメリットや注意点を詳しく解説します。この記事を読むことで、どの袋が自分のニーズに最適かが明確になります。この記事を参考にして自分にぴったりの袋を見つけてください。
ベリービーは「日本中のパッケージをおしゃれにしたい」をコンセプトに、多種多様な業界のさまざまなお客様の紙袋を作成しています。そんなベリービーの特徴は上記のとおりです。
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ベリービーは「日本中のパッケージをおしゃれにしたい」をコンセプトに、多種多様な業界のさまざまなお客様の紙袋を作成しています。そんなベリービーの特徴は以下のとおりです。
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ベリービーには、パッケージ専門のデザイナーが在籍しており、商品選びから納品まで完全サポートしてくれます。多彩な商品からお客様に最適なパッケージを提案し、ブランディングに大切なパッケージをトータルでデザインします。
また、老舗メーカーとコラボしているため、低価格で高品質な紙袋を作成できます。100枚の小ロットから発注可能で、最短10日の短納期で紙袋を制作できます。
さらに、デザインの知識がない方に向けて「ロゴテンプレート」と「デザインストア」のサービスも提供しています。これらのサービスを利用すれば、オリジナルロゴがない方やロゴもデザインもない方でも、簡単にオリジナル紙袋を作成できます。
ベリービーでは、経験豊富なデザイナーが素材やデザインをディレクションし、お客様のブランディングに最適なパッケージをトータルでデザインいたします。おしゃれでブランディング効果のある紙袋を製作したいという方は、ぜひベリービーのオーダー紙袋をご利用ください。「まずは見積もりだけしたい」という方も大歓迎です。
ポリ袋とは?
ポリ袋は、ポリエチレンやポリプロピレンを原材料としている石油から作られる袋のことです。これらは素材によって透明度や光沢が異なりますが、どれも軽くて加工しやすいです。
レジ袋に多く使われる「中低圧法高密度ポリエチレン」、耐久性が高く冷凍に向いている「直鎖状低密度ポリエチレン」、透明度と光沢が高く服やDMを入れるのに適した「二軸延伸ポリプロピレン」などさまざまな種類があります。用途に応じて素材を使い分けることで、最適な機能を発揮するでしょう。
ポリ袋の素材の種類
ポリ袋にはさまざまな素材が使われており、それぞれ特徴が異なります。ここでは、代表的な素材を紹介します。代表的な素材は以下のとおりです。
- HDPE(高密度ポリエチレン)
- LDPE(低密度ポリエチレン)
- OPP(二軸延伸ポリプロピレン)
- CPP(無延伸ポリプロピレン)
- LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)
素材の特徴を理解することで、用途に応じた最適なポリ袋を選ぶことができるでしょう。
HDPE(高密度ポリエチレン)
HDPEは「High Density Polyethylene」の略で、「ハイデン」とも呼ばれます。密度が高いため透明度が低く、手触りは硬めです。
また、耐寒性や耐熱性、そして伸びにくさに優れています。ただし、引き裂きには弱く、少しでも切れ目が入るとすぐに破れてしまう点がデメリットです。
そのため、主にレジ袋や食品を入れるロール袋、薄手のゴミ袋などに使われています。素材の特徴を理解することで用途に応じて適切な選択が可能です。
LDPE(低密度ポリエチレン)
LDPEは「Low Density Polyethylene」の略で、「ローデン」とも呼ばれます。透明度が高く、しなやかで滑らかな手触りが特徴です。HDPEよりも裂けにくく柔軟性があります。ただし、引っ張りには弱く伸びやすい点には注意が必要です。
主にゴミ袋やチャック付きの透明袋、買い物袋などに使われています。さまざまな状況で便利に使用できるでしょう。
OPP(二軸延伸ポリプロピレン)
OPPは「Oriented Polypropylene」の略で、日本語では「二軸延伸ポリプロピレン」と呼ばれます。熱を用いて縦横の2方向に引っ張りながら素材を固めるため、パリパリとした質感と高いコシが特徴です。
また、透明度が高く、防湿性や引っ張りに対する強さ、印刷適性に優れています。ただし、引き裂きには弱く、切れ込みがあると裂けやすい点に注意が必要です。
主に透明袋や商品の保護フィルム、衣服やアクセサリーの梱包袋として使用されます。
CPP(無延伸ポリプロピレン)
CPPは「Cast Polypropylene」の略で、ポリプロピレンから作られる素材です。素材を引っ張る工程がないため、透明度はOPPよりも劣ります。
しかし、フィルムに柔軟性があり、引き裂きに強いのが特徴です。耐水性や耐油性にも優れており、食品包装用の袋やDMを包装する袋などに適しています。特に、食品の安全な包装に役立ち、さまざまな環境で安心して使用できるでしょう。
LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)
LLDPEは「Linear Low Density Polyethylene」の略で、「リニアローデン」とも呼ばれます。透明で柔らかく、質感は滑らかです。
LDPEと見た目は似ていますが、LLDPEの方が強度が高く、シール性に優れています。
引き裂きや引っ張りにも強く、重たいものを入れる用途にも適しています。そのため、お米や砂糖を入れる袋として使用されます。
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ポリ袋・ビニール袋・ナイロン袋の特徴とその違い
ポリ袋・ビニール袋・ナイロン袋は、全てプラスチックを原材料としていますが、それぞれ異なる素材から作られています。
ここでは、それぞれの原材料や特徴について詳しく解説していきます。
ポリ袋|軽くて加工がしやすく、多用途に対応する
ポリ袋は「ポリエチレン」や「ポリプロピレン」を原材料としています。これらは石油から作られる素材で、軽くて加工がしやすいです。透明度や光沢は素材によって異なりますが、多くの場面で利用されています。
特に高圧法低密度ポリエチレンはゴミ袋やジッパー付きの袋に多く使用され、耐熱性や耐寒性も兼ね備えています。
ビニール袋|防水性が高く、厚手で自立しやすい
ビニール袋は「塩化ビニル樹脂」を原材料としており、石油から生成されるエチレンと塩素を反応させて作られます。柔らかい軟質素材で作られたビニール袋は、厚手で広げると自立しやすいのが特徴です。
多くの人がレジ袋をビニール袋と誤認していますが、ビニール袋はプールや水辺で使うバッグや透明なポーチ、ペンケースなどに使われます。その防水性と耐久性から、水に濡れやすい環境で重宝されます。
ナイロン袋|丈夫で軽く、耐久性に優れる
ナイロン袋は、石炭などを原料とした合成繊維を使って作られます。ナイロンは絹に似て軽く、非常に丈夫なのが特徴です。関西地方ではレジ袋をナイロン袋と呼ぶことがありますが、実際にはレジ袋として使用されることはありません。
ナイロン袋はエコバッグとして人気があり、丈夫で破れにくく、布製品よりも汚れにくく洗いやすい点が評価されています。また、企業やイベントのノベルティとしてもよく使われます。
包装としてポリ袋を選ぶメリット
ポリ袋を包装に選ぶと、多くのメリットがあります。主なメリットは以下のとおりです。
- 制作費が安い
- かさばりにくい
- 軽くて運びやすい
- 防水性・耐久性が高い
- デザインの自由度が高い
これらのメリットについて、詳しく解説していきます。
制作費が安い
ポリ袋の最大のメリットの1つは、制作費が安いことです。大量生産が可能なため、1枚あたりのコストを非常に低く抑えられます。特に大量注文の場合、1枚あたり数円程度でオーダーできるでしょう。
これにより企業はコストを大幅に削減することができ、予算内で高品質な包装を製作することができます。
かさばりにくい
ポリ袋は薄くて柔軟性があるため、かさばりにくいという特徴があります。これにより、保管スペースを大幅に節約でき効率的にストックすることが可能です。
また、配送料も軽減されるため物流コストの削減にもつながります。特に多量に使用する場合や限られたスペースで保管する必要がある場合はこの特性は大きなメリットだと言えるでしょう。
軽くて運びやすい
ポリ袋は非常に軽量で、持ち運びしやすいです。これにより、運搬コストを削減できるだけでなく、取り扱いも楽になります。
物流業界や店舗で使用する際、ポリ袋の軽さは非常に扱いやすいです。また、軽さに加えて強度もあるため、内容物をしっかりと保護します。
これにより、商品の輸送時における破損のリスクを軽減し、安全に届けることが可能です。
防水性・耐久性が高い
ポリ袋は防水性と耐久性に優れています。プラスチック製のため水に強く、内容物が濡れる心配がありません。
この特性により、食品や医薬品、工業製品など湿気や外部の衝撃に弱い商品を安全に保護することができます。さらに、耐候性も高いため長期間の使用や屋外での利用にも適しています。
デザインの自由度が高い
ポリ袋はデザインの自由度が高く、さまざまなカスタマイズが可能です。素材の柔軟性と加工のしやすさにより、さまざまな色や形状、サイズに対応できます。
企業のロゴやメッセージを印刷することで、ブランディング効果を高めることも可能です。
また、半透明から完全不透明まで選べるため、内容物の視認性や秘匿性の調整もしやすいです。これにより、商品や企業のイメージに合わせたオリジナルの包装ができます。
ポリ袋を作成するときの注意点
ポリ袋を作成する際は、使用目的を明確にして環境への配慮をすることが重要です。これらの点に注意することで、効果的なポリ袋を選ぶことができます。
以下に、それぞれのポイントを詳しく解説します。
使用目的を明確にする
ポリ袋を選ぶ際には、使用目的を明確にすることが重要です。
同じポリ袋でも、用途に応じて適した素材や特性が異なります。たとえば、重いものを入れる場合は、引っ張っても伸びにくい中低圧法高密度ポリエチレン製の袋が適しています。
これに対して高圧法低密度ポリエチレン製の袋は伸びやすいため、軽いものや小さなゴミを捨てるのに向いています。また、中身が見える透明なポリ袋を使用したい場合は高圧法低密度ポリエチレン、逆に中身を隠したい場合は中低圧法高密度ポリエチレンが最適です。
このように、使用目的に応じて適切な素材を選ぶことでポリ袋の効果を最大限に活用することができるでしょう。
環境に配慮する
環境に配慮することも、ポリ袋を選ぶ際の重要なポイントです。
石油由来のポリ袋は環境に悪いというイメージがあります。そこで最近では植物由来のポリ袋が注目されています。これらのポリ袋は石油由来のものよりもコストが高いですが、環境負荷が少ないです。
環境にやさしいポリ袋を選ぶことで企業の社会的責任を果たすだけでなく、消費者からの信頼を得ることにもつながります。
レジ袋がビニール袋と呼ばれる理由
日本ではレジ袋を「ビニール袋」と呼ぶことが一般的ですが、実際にはレジ袋として使われるビニール袋は存在しません。この呼び名が広まった理由は、プラスチック製の袋が普及し始めた頃にさかのぼります。
当時使用されていたプラスチック素材は塩化ビニル樹脂で作られたビニール袋でした。そのときに「ビニール袋」と呼ばれていたため、その呼び名が定着してしまいました。
現在でも「ビニール袋」という呼び方が使われ続けているのは、多くの日本人がレジ袋を「ビニール袋」として認識しているからです。
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まとめ
この記事では、ポリ袋についてメリット・デメリット、素材の種類やその特徴について詳しく解説しました。
ポリ袋は軽くて加工がしやすく、防水性や耐久性が高いため多くの用途で利用されています。そんなポリ袋を選ぶ際には、使用目的を明確にし、環境への配慮を忘れないことが重要です。
この記事を参考にして、ニーズに合った最適な袋を選びましょう。
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