経済的な「エンボス加工」が学べるオリジナル紙袋の事例
2011年08月25日こんにちはベリービーの芦谷です。
今日は経済的なエンボス加工が施された
とても勉強になる紙袋をご紹介させていただきます。
見るからに挑戦的なゴールドが素敵な紙袋。
その表面には
これまた挑戦的な「パイソン柄」のエンボスが施されています。
私たちプロの紙袋デザイナーが見ると、
すごくコストのかかった紙袋に感じさせられます。
なぜなら、紙袋全面にエンボス加工をするためには
ローラー型の巨大なエンボス版を作る必要があります。
そして、そのエンボス版は中国でも100万円以上します。
そのため、10万枚以上の紙袋を製造するような
大手ブランドでなければ
なかなか踏み込めない処理なのです。
ところが底とサイドを見てみると
エンボスが入っていません。
つまり、この紙袋は大きな箔押しの版を作って、
表と裏に型押しをしているのです。
一般的な箔押しの金型に比べてサイズが大きいため費用がかかりますが
ローラー型の版を作ることを考えると
かなりリーズナブルに仕上げることが出来ます。
そのため、数千枚のロットであっても
エンボス加工が可能なコストとなります。
プロの私たちから見ても
なかなか勉強になる紙袋の加工方法です。