紙袋はシンプルだからこそ、ロゴのバランスが命!
2018年10月01日こんにちは!
ものすごく久しぶりに投稿します。ベリービーの芦谷です。
今日はシンプルながら大人の魅力が素敵な紙袋デザインをご紹介します。
一見、何でも無いようなシンプルな紙袋の印刷です。
しかし、このようなシンプルなデザインの紙袋こそ、
紐や表面加工、ロゴマークのバランスに細心の注意が必要となります。
使用されている手提げ紐ですが、ちょっと見ると一般的なサテンリボンのようですが
よく見ると、“平織り”されてサテンリボンで、厚みも通常の2倍ほど有り、
紙袋を手にしたときの感触に安心感があります。
あと、画像では分かりにくいのですが、紙袋の表面に砂目のような“エンボス加工”がされています。
この、“エンボス加工”のお陰で紙袋が紙では無く、しっとりとしたレザーのような
高級感のある質感に仕上がっています。
あと、何よりも絶妙なのがロゴの配置と加工です!
技法的には“浮き出し箔押し”とよばれるもので
ハイブランドの紙袋に良く使用される技法です。
こちらは一般的な“箔押し”の金型です。
この金属を熱して、アルミホイルのようなロール状のフィルムを紙に押しつけて定着させます。
上記の紙袋の“箔押し”は、手彫り版といわれる手法で、
上記のような金属の凸型と凹型の両方で組み合わせて印刷されています。
また、詳しい技法については後日お話しします。
この方法でロゴをプリントする昔の看板のような存在感あるロゴマークを紙袋に印刷できるのです。
シンプルだからこそ、細かいところを重視した、とても素敵なデザインの紙袋のご紹介でした。