様々な加工を駆使した有名コーヒーショップの紙袋
2018年12月03日こんにちは、ベリービーのカキミです。
本日は某有名コーヒーショップの手の込んだ紙袋をご紹介したいと思います。
言わずと知れた某有名コーヒーチェーンですね。
その中でもプレミアムラインとして位置している店舗の紙袋になります。
料金体系が一般的な店舗と比べると2倍〜3倍くらいするといわれていますが
紙袋も一般的な店舗の紙袋と比べると5倍〜10倍、もしくはそれ以上の価格差がありそうな手の込んだ紙袋となっています。
マチがかなり広く取られていますね。横幅とあまり変わらないくらいの長さになっています。
ちょっと斜めからのショットがずんぐりむっくりな感じになってしまいました。
実際は少し濃い目のグレーで落ち着いているのでこれだけのマチがありながらもシャープさやかっこよさといった点はあまり損なわれていないと思います。
少し濃い目のグレーと言いましたが、このグレーの色味が独特で色自体は濃い目のグレーなのですが光を反射しやすい紙質で割と明るく見えてしまうんですよね。
光芒がかかったときのような柔らかい光があたっている感じです。
白色のクラフト紙にグレーを印刷しさらに、ニス引き加工がされていると思われます。その影響で独特な光の反射を生んでいるのですね。
そしてロゴ部分は箔押しで印刷されています。
このラインのキーカラーであるカッパーで印刷されています。
そして、さらに正面から見て左側の部分ですが、星マークと横に伸びた線とRの文字にはUV加工が施されています。
一体何種類の加工がされているのか?と思ってしまいます。
UV加工のされている部分がより暗いグレーで印刷されていて、ヌメッとした光の反射がUV加工の特徴です。
上から見てみると中面がなにやらごちゃごちゃしています。
普通の内面白色の紙袋ではなさそうですね。
どどーん!!
はい、出ました。ジャングルです。虎です。しかもちょっと生々しくて恐いですね。
リアリティを感じます。絵のクオリティが高いです。内面印刷にもお金がかかるのに絵にもお金をかけていそうです。
とことんまでこだわるぞ。という気持ちが生々しい虎の表情からひしひしと伝わってきます。
ちなみに別角度にはジャングルにいそうな鳥が描かれています。そして虎は全部で3頭います。
底ボール印刷にも同様の絵が繋がるように印刷されています。
一息休憩しましょう。紐部分は縦留めでアクリル平紐です。
このアクリル平紐ですが、厚みが通常の紐と比べるとかなり分厚いですね。
すごくしっかりとした紐を使われています。
底面にはコピーライトと生産国でしょうか?あとはメッセージ?が印刷されています。
「THIS BAG WAS MADE WELL TO LAST LONG. PLEASE REUSE IT.」と記されています。
分かる方はメッセージを読み取ってみてください。
今回は某有名コーヒーショップの紙袋をご紹介しましたが、取り上げるポイントが多くてびっくりしました。
それなのに嫌味なくすっきりとした紙袋に落ち着いています。デザインにおける、さじ加減もさることながら
素材感や加工の使い方、各パーツのサイズ感や色味などが秀逸です。
内面のジャングルの絵がなかなかインパクトがあるので全体でまとまっていても記憶にはしっかりと残りますね。
ざっと紹介していきましたが、振り返るとこの紙袋、各要素をそれぞれ違った加工で表現されています。
ロゴタイポは箔押し、ロゴマークはUV加工、絵は内面印刷と分けられています。
皆さんもご自身のオリジナル紙袋を作られる際、要素ごとに違う加工で表現してみるのもいいのではないでしょうか。
その分、金額も高くなりますしどの要素をどの加工で表現するかといったバランスも非常に難しくなるとは思いますが上手くいけばそれだけ魅力的なオリジナル紙袋になること間違いなしです!
ベリービーまでご相談お待ちしております。