海外生産ならではの箔押しをとても贅沢に使用した紙袋
2019年03月29日
こんにちはベリービーの紙袋デザイナーのアシタニです。
先日まで上海の工場見学に行っていました。
本日はその際、提携工場で獲得してきた紙袋をご紹介します。
スッキリと白いコート紙をベースに贅沢な箔押し使いの紙袋です。
何が贅沢か?この紙袋、横幅30cmぐらいですが、
その横幅いっぱいにキラキラ光る星模様が箔押しされています。
こちらも正面の端にプリントされた箔押しです。
こちらは星模様の“平版”(平たい箔押しのこと)ではなく、
“浮き出し版”となっています。
正面だけで2版、別々の箔押しが使用されています。
こちらは紙袋の“マチ”とよばれる側面の部分。
こちらも版面の大きな箔押しを使用しています。
なんと“口折り”にも箔押し!!
普通に数えただけでも全部で4版もの箔押しが使用されています。
紙袋の製袋方法はおそらくヨーロッパで使用される紙袋なんでしょうね。
やはり“ヨーロッパ折り”
紙袋の底の部分を“Vの字型”に折る方法です。
この方法の場合、底ボールは接着されずに投げ込みで入れてあります。
なんといっても“ヨーロッパ折り”のいいところは
B面に折り筋がいかず、AB面の区別が無いところです。
この方法を日本で作る工場が少なく、あってもとても割高になってしまいます。
所がヨーロッパのブランド用の紙袋を沢山作っている中国やベトナムの工場では
あたりまえの仕様ですので価格的にもそれほど高くなっていません。
また、今回ご紹介のように箔押しも、日本では版代がとても高価になりますが
海外の工場だと日本に比べてかなり安価にできるので
この紙袋のような贅沢な箔押し使いが可能となります。
何事もバランスよく考え、製造場所のメリットデメリットを上手に使い分けることで
素敵な紙袋をお作りいただけます。
ぜひ、ベリービーの紙袋デザイナーにお気軽にご相談下さい!!