ブリティッシュユーモア溢れる紙袋

2019年06月26日
ブリティッシュユーモア溢れる紙袋

こんにちは

ベリービーの谷山です。

 

今回紹介するのはブリティッシュユーモア溢れる紙袋です。

フォーマルでありながら、人の目を惹きつける色使いとディテールにこだわるこちらのブランド。

どのようにブランドイメージを紙袋に落とし込んでいるのでしょうか。

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鮮やかな黄緑が目を引きますね。

ハンドルや口留めのリボン、切手の深い紫がいいアクセントカラーになり、

パキッとした印象に仕上がっています。

互いの色を目立たせる補色を用いた配色です。

 

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上から見るとこんな感じ。 この紙袋はマチを小さめにして製作されています。

マチを狭めると口留めをしたときにすっきりコンパクトにまとまるので、 おすすめの組み合わせです。

見えにくいですが内面にもしっかりカラーが入っていて、 色彩へのこだわりが感じられますね。

 

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カラーで言えば、この黄緑・紫・ピンクはそれぞれ特色と呼ばれるインクで印刷されています。

フルカラー印刷と呼ばれる4色のインクを重ねる印刷とは違い、 調合したカラー1色で印刷するため、

今回のような鮮やかな発色が可能になるんですね。

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背景は波のような総柄になっています。

中国や日本を感じさせる最近の流行”アジアっぽさ”がこの柄で取り入れられています。

よくみると一つ一つに陰影があり、立体感が演出されていますね。

細かい部分にこういった遊び心が見えると、紙袋に特別感がプラスされる気がします。

 

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ハンドルは光沢のあるツイストロープ。 しっとりとした上品な艶があります。

表面の糸の中心に芯が入っているタイプもありますが、 今回使われている紐にはそれがありません。

そのため柔らかく手に馴染みやすい糸の良さがより感じられます。

 

逆に口留め用のリボンに使われているのは、光沢を抑えたグログランテープです。

ガーリーな印象のサテンリボンとは違い、男性女性問わず人気のハンドルですね。

そのため今回のようなメンズ・ウィメンズともに扱いがあるブランドさんによく利用されています。

 

鮮やかな配色の中に遊び心が垣間見える素敵な紙袋でした。

最近シンプルな紙袋をよくみかけますが、ブランドイメージに合わせた個性的な色使いはやはり目を惹きます。

性別を問わず、また20代から40代まで幅広く愛されるブランドということで

流行に左右されないコンセプトがあるように感じました。

 

では、また!