モノクロシンプルな紙袋
2019年08月09日こんにちは、ベリービーの谷山です。
今回はレディースバッグブランドの紙袋を紹介しようと思います。
正方形のフォルムとモノクロカラーでシンプルにまとめられています。
こちらのブランドさんはカジュアルで小ぶりなバッグから
オフィス使いもできるような大きめのバッグまで幅広く販売されています。
バラエティ豊かな商品を中に入れる場合、どの商品にも合う紙袋というのは難しいものです。
その点シンプルな配色は中身の色味をいい感じに引き立ててくれるのでおすすめです。
使用されている紙は厚手でハリがあるためしっかりとした印象を受けます。
今回のロゴは印刷で表現されています。印刷は側面や底面、口の折返し部分など
デザインの自由度の高さが特徴ですが、あえてロゴのみを印刷してミニマルなデザインとなっています。
せっかくなので印刷の特徴をもう1つ。「枚数が増えると単価が下がりやすい」という面があります。
大ロットのご注文をお考えのみなさんはぜひご検討ください。
しっかりした紙質とは対象的に、持ち手は薄めの布のような紐が使われています。
コットン系の素材なので柔らかく、手に馴染みやすいです。
モノトーンは少しクールな印象を与えますが、素材感のある持ち手にすることで雰囲気が少し和らいでます。
横幅がありますが、縦留めと呼ばれる留め方ですっきりまとまっています。
一般的な結び目が見える横穴留めの方がお安くはありますが、今回のように幅のある紐の場合、
横穴留めだと穴を通す際に紐にシワが付きやすくなってしまいます。
その点、縦留めにするとシワが予防できるので、リボン系の持ち手などをお考えの場合に
よくお選びいただく仕様の1つです。
もうひとつの特徴はこの正面にでた紐の部分ですね。
一部分だけ袋を貫通する形で外に出されています。
ネクタイやリボンを連想させる可愛らしいポイントです。
端の処理もアシンメトリーになっているため、よりこだわりを感じます。
留めている丸い黒ボタンも、いい味を出しています。
艶のあるタイプなので、紐と質感が違い、埋もれすぎずアクセントになっていますよね。
ロゴのみのシンプルなデザインだからこそ、その他の加工が際立ちます。
カラーはシンプルでしたが、持ち手や加工方法などこだわりもしっかり感じる紙袋でした。
シンプルなデザインであっても、どこか目を引くポイントがあればグッと個性的になります。
グラフィック的なデザインが難しい場合は、素材や見せ方でポイントを作ってみてはいかがでしょうか。
では、また!