スウェーデン発モダン・ファッションブランドのパッケージ
2023年07月14日こんにちは、ベリービーの青山です。
今日はスウェーデン発のファッションブランドの紙袋をご紹介いたします。
こちらのブランドはスウェーデンのコンテンポラリーファッションを代表するブランドの一つであると同時に、
様々なクリエイティブ活動を行うクリエイティブ集団でもあるのです。
1996年にアンディウォーホルのスタジオからインスピレーションを受け、
創設者を含む4人のクリエイターから生まれたそうです。
創立当時はグラフィックや映画、広告など幅広いジャンルにおいてクリエイティブ活動を取り組み続け、
その独自のスタイルはいずれファッション業界でも地位を築き、業界に大きな影響を与えました。
トラディショナルさをベースにしたそのミニマルで実用性の高いファッションスタイルは現代においても、Z世代から絶大の人気を博しています。
そんな独自のファッション解釈を持つブランドのショッパーといえば、コーラルピンクのこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
今ではインテリアとしても大人気なこちらのショッパーですが、
実は当時では「ピンクのショッパーはダサい」と言われ、大反対されていたのです。
トレンドや大衆の思考に縛られず、独自の解釈を持つことを重視していた創設者は
「この色自体にエネルギーを持って欲しい」という思いでショッパーにピンクを利用したそうです。
そんなショッパーがより現代的なデザインとなってリニューアルしました。
存在感を放つコーラルピンクの全面印刷に黒フチのデザインが加わり、ロゴもホワイトからブラック仕様に一変。
ブランドを代表するピンクも以前のカラーよりもかなり赤みが強くなったイメージ。
ブラックのフチがデザインに強弱を与え、全体にモードさが加わりました。
黒縁デザインはパッケージデザインの中でも特に人気な仕様であり、
全体的にスタイリッシュにみえることで高級感のあるデザインに仕上げてくれます。
素材はかなりしっかりめの紙を使用していますが、紙の素材感を活かした質感になっているので、
全体の雰囲気が重くならず、主張し過ぎないエレガントさのある紙袋に仕上がっています。
フチ部分はよくみるとツヤツヤとした質感になっていて、レザーのような仕様がファッション性を高めています。
今回の新デザインではフチのデザインに合わせてロゴもブラックに変わり、
エッジのある箔押し加工が施されており、ぷっくりとした浮き出し仕様になっています。
以前の紙袋はかなりしっかりとした素材の太いハンドルを使用していましたが、
今回のハンドルはブラックのワックスコードを使用していて、
レザーのような質感が特徴で、高級感のある丈夫な素材になっています。
底面は“V底折り”という特殊な折り方になっていて、
前後両面に折り目がつかないので、デザインを邪魔することなくどちらも綺麗に見せてくれることが特徴です。
こちらはアクセサリー用サイズのボックス。
紙袋同様に黒フチのデザインとなっています。
パッケージ全体に統一感があるだけでブランディング効果を高めることができるので、
まずは小物用のボックスなどを用意してみるのがおすすめです!
いかがでしたか?
エレガントな雰囲気が漂うモードなパッケージでしたね。
こちらのブランドはファッションに留まらず、雑誌や広告、家具といったワークスも手掛けられているので、
ブランドストーリーに興味がある方は、是非ブランドオリジナル雑誌を購読してみてください!
以前の紙袋についての記事はこちらから。
ではまた次回の記事で。