なぜアメリカのスーパーの買い物袋はビニール袋でなく、紙袋なの?

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なぜアメリカのスーパーの買い物袋はビニール袋でなく、紙袋なの?のイメージ

「Paper or Plastic?」これが何を意味するのか分かるでしょうか?

アメリカへ旅行に行ったり、住んだことがある人ならピンとくるかもしれません。これはスーパーのレジでの問いかけです。アメリカの多くのスーパーでは、日本のスーパーでよくみられるビニール製の袋以外に、紙袋が多く使われています。先ほどの問いかけは、「紙袋にしますか?ビニール袋にしますか?」といったところでしょうか。アメリカのスーパーで利用される紙袋には、おしゃれなデザインのものも多く、コレクションしている人もいるほどです。ではどうして、アメリカのスーパーでは紙袋が使われているのか?今回は、そんな秘密に迫ります。

 

目次

昔の習慣が残っている

まずは最も単純な理由ですが、昔からアメリカのスーパーで使われていた紙袋の習慣がそのまま残っているという理由。一昔前にはプラスチックの袋(ビニール袋)は世界中のどこを探してもありませんでした。その当時活躍していたのが紙袋です。現在ほとんどのスーパーがビニール袋に切り替えている日本とは違い、アメリカでは昔ながらの紙袋を使う習慣が未だに残っているというわけです。

 

アメリカは全てのものが大きくてビニール袋だと心もとない

アメリカで販売されている食品は日本のものと比較すると格段に大きく、そのビッグサイズぶりがたびたび日本のメディアで取り上げられたりしていますね。そんなビッグアイテムを持ち運ぶのに、ビニール袋では心もとない、という理由も隠れているようです。

また、アメリカの主要なスーパーではビールやジュースなどが瓶で売られていることが多く、日本ではまず見かけない多種多様な瓶のデザインを売り場で眺めることができます。日本でもお皿や割れ物雑貨などを購入すると、紙で包んでくれるお店は多いですが、割れ物を保護するのに紙袋は最適なのです。「ビニール袋よりも安心して持ち運びができる」。こうした理由も、アメリカのスーパーで紙袋が活躍している1つの理由と言えるでしょう。

 

お酒を隠す意味もある!?

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アメリカのお酒に関する法律の厳しさは、日本の比ではありません。細かなルールは州による違いもありますが、多くの場所では以下のような行為を禁止しています。

・飲酒は21歳になってから

日本では20歳から飲酒が可能ですが、アメリカでは21歳以上と決められています。

その年齢に達するまでの飲酒に関するチェックは非常に厳しく、お酒を買う場合はコンビニやスーパーはもちろんのこと、飲食店といったどのような場所でも必ず身分証明書の提示が求められます。若く見られることの多い日本人の中には、21歳を優に超えているにもかかわらず、お酒の購入時に身分証明書の提示を求められることはしばしば。さらには身分証明書を提示したのちにも、訝しげな目で証明写真を見られたという経験をしたことがある人もいるほどです。

 

・車内/公道での飲酒はダメ

お祭りやイベントごとに、街中の人がお酒を片手に盛り上がることの多い日本。そんな日本の感覚では意外なことに、アメリカでは車内や公道での飲酒が禁止されています。州によっては栓の開いたお酒が車内にあるだけで違反切符を切られるところもあるようです。

ちなみに、屋外に飲食スペースが設けられたカフェやレストランなど、一部のエリアでは屋外でも飲酒が可能なこともあるようなので、お店に確認してみる必要がありますね。

 

・お酒の販売は深夜2時まで

大人であれば、24時間いつでもお酒を購入できる日本とは異なり、アメリカでは深夜2時以降はお酒を販売することができません。24時間営業のコンビニなどでも、深夜2時を超えるとスタッフがお酒のコーナーに厳重に鍵をかけ、購入することができなくなります。

 

このように、公共の場でのお酒の管理を徹底しているのがアメリカの法律です。実際にアメリカの街を歩いてみると分かりますが、日本のように気軽にお酒を持ち歩いている人は、まず見かけません。ビニール袋は色味によっては中身が丸見えになることもしばしば。特にお酒を購入した際などは、しっかり隠しておくことを目的に、紙袋の利用が支持されているのかもしれませんね。

 

レジ袋規制の対象外になっている紙袋

レジ袋の規制が日本で主流になってかなりの時間が経ちますが、この流れは世界でも共通です。アメリカではエコの最先端エリアとして知られている北カリフォルニアのベイエリアを中心に、レジ袋を廃止する規制が広がっています。この規制により、スーパーなどの小売店は、レジ袋を店内においてはいけないのですが、この規制に該当するレジ袋は、なんとビニール袋のみ。紙袋は規制の対象外のため、今でも利用しているスーパーが多いです。エコバッグを利用する人も多いですが、気軽にもらえる紙袋を愛用する人も多く、これがアメリカのスーパー=紙袋のイメージを強める1つの理由となっていると、推測できますね。

 

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