紙袋づくりの参考に!紙の『厚さ』についての知識
紙の「厚さ」について、意識したことはあるでしょうか?
おそらく普段の生活では、意識されることは少ないかと思います。では、どんな場面で意識するのか?というと、DMやチラシなどの印刷物や、もちろん紙袋を作るときがあげられます。
これらのものを作るとき、選ぶ紙の厚さによって仕上がりの印象はかなり変わります。
一般的に、紙の厚さが厚いほうが高級感を感じます。とはいえ、高級感を出したいからといって厚くしすぎると、商品によっては紙が割れてしまうこともあるので、適切な厚みを選択することが大切です。
目次
3つもある紙厚の単位
紙厚を表す単位には、大きく「連量(kg)」「坪量(g/㎡)」「紙厚(μm)」の3つがあります。
単位が3つもあるなんて、いきなり複雑そうに感じてしまいますね。
まずは1つずつ見ていきましょう。
・連量(kg)
1連(紙1000枚)の重さのことをいいます。
紙のサイズによってこの重さは変わってくるのですが、連量で一般的なのは「四六判」というサイズの紙です。
ふだん手に取ることの多いA4サイズは、実は切り分けられたサイズで、もともとの原紙はこんなに大きなサイズだということです。原紙の大きさには、四六判、菊判、B全判、A全判、ハトロン判などがあります。
この単位は、主に印刷会社や製紙会社でよく使われます。
・坪量(g/㎡)
1㎡あたりの用紙1枚の重量のことをいいます。
一般的に、コピー用紙などに表記されている単位なので、一番身近に感じられる単位といえるでしょう。そのため、用紙を選ぶ際によく参照される単位です。
ベリービーバッグで紙の厚みをあらわすときは、この坪量を使っています。
・紙厚(μm)
紙の厚みを表す単位ですが、一般的には連量や坪量を使うことが多いです。
坪量でみる、身近なものの紙の厚さ
紙の厚さをあらわすには、そもそもの紙の原紙サイズや単位によって変わってくることがなんとなくわかってきました。
しかし、その情報だけでは具体的にはどんな厚さか?をイメージするのは難しいかと思います。
とりあえず、一般的によく使われる坪量で目安をまとめてみました。
新聞紙やチラシなどの薄い紙はこれくらいの厚さです。
ちなみに新聞紙が灰色がかっているのは、古紙をリサイクルしているのと、少し色がついていることで
カラー印刷の裏写りを防ぐためなんだそうです。
ちょっといいチラシやパンフレットの厚みはだいたいこれくらいの厚みが多いイメージです。
少し薄めですが、120g/㎡の紙は紙袋でも見かけます。
思い返してみれば、ポストカードはやや厚めですよね。
ハイブランドの紙袋や、大きめサイズの紙袋は厚めの紙が使われることが多いです。
身近なもので置き換えて見てみると、なんとなく紙の厚みの単位と感覚がつながってきたような気がします。
ベリービーバッグの紙袋でいうと、一般的な厚みが160g/㎡、厚い紙袋が200g/㎡なのですが、「けっこう丈夫な紙の厚さなんだな」ということが想像いただけるんじゃないでしょうか。
もちろん1番いいのは触って確かめることなので、紙袋を見れるショールームにお越しいただくか、無料サンプルサービスで実物を確かめていただくことをおすすめします。